5.5. 韓国語読み調整テキスト

5.5.1. 韓国語読み調整テキスト概要

韓国語読み調整テキストは、ハングル音節文字と区切り記号により発音内容を表したものです。

例えば、 태블릿 PC가 갖고 싶다. という韓国語テキストは、以下のように韓国語読み調整テキストに変換されます(性質上、アルファベットや数字が含まれていない限り、入力テキストと読み調整テキストはほぼ同一となります)。

入力テキスト:

태블릿 PC가 갖고 싶다.

読み調整テキスト:

테블릿 피씨가 캊고 싶다.
  • .: 句点を示します。
  • (空白): 単語の区切りを示します。
  • それ以外(, , 릿...): ハングル音節文字です。

構成規則および各要素の詳細については次節以降を参照して下さい。

5.5.2. 構成規則

韓国語読み調整テキストの規則を ABNF で示します。

読み調整テキスト = *単語境界 単語情報 *(単語間情報 [ポーズ] 単語情報) [文末情報]
;読み調整テキストは、複数の文の集合体です。また、空文字列も受領されます(ただし、再生時にエラーとなります)。
単語情報 = 1*音節記号
単語間情報 = 1*単語境界 / 読点
文末情報 = [単語間情報 / 句点] [文末トーン]
単語境界 = SP
読点 = , / ; / : -
句点 = . / ? / !
ポーズ記号 = --
文末トーン = (バックスラッシュ) / (スラッシュ)

定義にない文字入力に対しての動作は保証しません。

音節記号読点、句点、ポーズ記号 については以下を参照して下さい。

5.5.3. 制御タグ

韓国語読み調整テキストでは、制御タグは使用できません。

5.5.4. 音節記号

以下の字母から構成されるハングル音節文字が音節記号として使用できます。

字母
初声
中声
終声

※ 本サービスでは次の字母は使用できません:

5.5.5. 区切り記号

区切り記号は、単語の境界・ポーズ・文末トーンの指定に用い、全角文字・半角文字両方の使用が可能です。単語境界を除いた区切り記号は単語の後ろに配置します。

記号 名称 機能
, カンマ 読点
; セミコロン 読点
: コロン 読点
- ハイフン 読点
. ピリオド 句点
? クエスチョンマーク 句点
! エクスクラメーションマーク 句点
\ バックスラッシュ 文末トーン:語尾下げ ※1
/ スラッシュ 文末トーン:語尾上げ ※1
空白(ホワイスペース) 単語境界
-- ハイフン2つ ポーズ

※1: 現在は、文末トーン記号 \ / は無視されます。これらは将来の機能拡張のため予約されています。

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