4.2.5. 音声を保存する
入力した文章を読み上げた合成音声は、音声ファイルとして保存(ダウンロード)することができます。
- 「エントリー一覧」から音声ファイルとして保存したい文章を含むエントリー(行)の、チェックボックスをオンにします(①)。
「音声保存」のボタン(②)をクリックします。
保存形式を指定するウィンドウ(③)が表示されるので、保存形式(④~⑥)を指定します。保存形式の詳細は以下を参照してください。
「OK」(⑦)をクリックします。
選択されたエントリー(行)のテキストに対して音声の合成処理、および音声ファイルのダウンロードが開始され、ダウンロードの進行状況が表示されます(⑧)。
ダウンロードされたファイルの保存先は、お使いのブラウザの設定に依存します。ダウンロードフォルダ等をご確認ください。
ダウンロード中にキャンセルボタン(⑨)を押すと、途中でダウンロードが中止され、音声の保存処理はキャンセルされます。
合成処理がエラーとなるエントリー(行)が含まれていると、エラーを知らせるダイアログが表示されます。
④ 保存形式
選択肢 | 説明 |
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全てのエントリーを1つの音声ファイルに結合する | 選択された複数のエントリー(行)の音声を、1つのファイルにまとめて保存します。 (全てのエントリー(行)の内容を結合した1つの長い音声ファイルが生成します。) |
エントリー毎の音声ファイルをzipファイルにまとめる | 選択された複数のエントリー(行)を、それぞれ音声ファイル化し、ZIP形式で一纏めにしたもの保存します。 (それぞれのエントリーが個別の音声ファイルになります。) |
- 「エントリー毎の音声ファイルをzipファイルにまとめる」を選択した場合、エントリー(行)毎の個別の音声ファイル名は「出力ファイル名+拡張子」となります。「出力ファイル名」が指定されていないエントリー(行)は、「エントリーNo.(4桁)+拡張子」となります(例:0001.mp3、0002.mp3、0003.mp3...)。
- 「出力ファイル名」は242文字まで有効です。それ以降は無視されます。また、ファイル名に使用できない文字・記号は無視されます。
※ お使いのOS、zip展開ソフトウェアの仕様により、ファイル名が長すぎると展開に失敗する可能性があります。各ソフトウェアの制限をご確認ください。 - 「出力ファイル名」または「エントリーNo.(4桁)」が同一のエントリー(行)が存在する場合、音声ファイル名が重複しないように「 (1)」「 (2)」・・・が拡張子の前に付与されます。
⑤ 音声ファイルフォーマット
選択肢 | 説明 |
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wavファイル [リニアPCM] | RIFFフォーマット リニアPCM。Windowsで標準的な音声ファイル形式です。 サンプリング周波数は8000、16000、22050Hzから選択できます。ビットレートはサンプリング周波数から自動算出されます。 |
mp3ファイル | MPEG2 Layer-3。 ビットレートは16、32、48、64kbpsから、 サンプリング周波数は16000、22050Hzから選択できます。 |
wavファイル [電話回線用 (μ-law)] | RIFFフォーマット μ-law。電話回線などで使用される音声ファイル形式です。 ビットレートは64kbps、サンプリング周波数は8000Hzで固定です。 |
rawファイル [電話回線用 (μ-law)] | RAWデータ μ-law。電話回線などで使用される音声ファイル形式です。 ビットレートは64kbps、サンプリング周波数は8000Hzで固定です。 |
⑥ 合成対象
選択肢 | 説明 |
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入力テキスト優先 | 入力テキストを優先して利用し、音声ファイルを作成します。 選択されているエントリー(行)で、入力テキストが入力されていない エントリー(行)については、読み調整テキストから音声を合成します。 どちらのテキストも入力されていないエントリー(行)については、処理をスキップします。 |
読み調整テキストを優先して利用し、音声ファイルを作成します。 選択されているエントリー(行)で、読み調整テキストが入力されていない エントリー(行)については、入力テキストから音声を合成します。 どちらのテキストも入力されていないエントリー(行)については、処理をスキップします。 |
音声保存ダイアログの設定はシナリオ毎に保存されます。再度、音声保存ダイアログを表示した際には前回の設定がデフォルトとなります。
ご注意
- 一度に音声合成、保存可能なエントリー(行)数は、最大1000エントリー(行)です。
- 1エントリー(行)で出力できる音声データサイズは最大4.5MB(wav形式(22050Hz)の場合、再生時間およそ100秒)までです。 音声合成の結果、データサイズが4.5MBを超えた場合はエラーとなります。 文字数を減らす、エントリー(行)を分ける、mp3ファイルで保存するといった対応をお願いします。
- 「全てのエントリーを1つの音声ファイルに結合する」を選択した場合、出力できる音声データサイズは最大512MB(wav形式(22050Hz)の場合、再生時間およそ3時間20分)までです。
各エントリー(行)の音声を結合した結果、データサイズが512MBを超えた場合はエラーとなります。
選択するエントリー(行)を減らし複数回に分けて保存する、zipファイルで音声保存して音声編集ソフトで結合する、mp3ファイルで保存するといった対応をお願いします。
なお、「エントリー毎の音声ファイルをzipファイルにまとめる」場合、zipファイル全体の出力データサイズの制限はございません。